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丹波大納言小豆2022

今年も種をまいた「丹波大納言小豆」がすくすく成長しています。

 

この品種は北東北では栽培がなかなか難しいのでは……?と毎年考えながら、それでもおいしさは格別なので、北国向けの小豆には変えずに栽培を続けています。

 

なぜ「難しい」と考えるか。それは収穫と天日干し時期にあります。

 

八戸は11月にぐっと寒さが増し、初霜・初雪が降るのがこの時期。そしてこの頃がまさに小豆の収穫適期なのです。そのため天候によっては収穫直前の大きく充実した小豆が凍害に見舞われることもあります。凍ってしまうとアウト。小豆になりません。毎年霜が降りる直前のギリギリのタイミングを見計らって収穫作業をしています。

 

さらに収穫後は通常小豆を天日干ししますが、このころから冬季間に入るために日照時間が減ってしまうので、完全に乾燥させるためにはとても苦労します。

 

と、いろいろと苦労話を書きましたが……、それでもこの小豆で作るお汁粉、ぜんざいは本当においしいのです。今年も丁寧に育てていきます。